極上御曹司に見初められ、溺愛捕獲されました~一途な海運王の華麗なる結婚宣言~
ぼうっと見とれていると、船長さんがわたしに声をかけた。
「新婦マリカ・ミツイ」
「は、はい」
「あなたはここにいるショウイチロウ・カイドウをいついかなる時も夫として愛し、敬い、いつくしむことを誓いますか?」
「誓います」
緊張で震えてしまったけれど、はっきりと答えた。
翔一郎さんがわたしを見て満ち足りた笑みを浮かべる。
そして、指輪の交換をして誓いのキス。
「鞠香、何度でも誓う。きみをずっと愛していた。これからも愛しつづける」
翔一郎さんが顔を下げて、わたしの唇にキスをする。
ウェルカムパーティーの時みたいな深いキスではなくて、神聖な供物を恭しく捧げるような静かなキス。
そのヘーゼル色の瞳は甘くあたたかく輝いていた。
「わたしも……あなたを愛しています」
会場から歓声が沸いた。
祭壇を背に列席者と向きあうと、最前列で将生さんが大きく手を叩いていた。
そのうしろのほうで綾乃さんもうっすらと涙ぐんで拍手をしている。意外といい人なのかしら。
「新婦マリカ・ミツイ」
「は、はい」
「あなたはここにいるショウイチロウ・カイドウをいついかなる時も夫として愛し、敬い、いつくしむことを誓いますか?」
「誓います」
緊張で震えてしまったけれど、はっきりと答えた。
翔一郎さんがわたしを見て満ち足りた笑みを浮かべる。
そして、指輪の交換をして誓いのキス。
「鞠香、何度でも誓う。きみをずっと愛していた。これからも愛しつづける」
翔一郎さんが顔を下げて、わたしの唇にキスをする。
ウェルカムパーティーの時みたいな深いキスではなくて、神聖な供物を恭しく捧げるような静かなキス。
そのヘーゼル色の瞳は甘くあたたかく輝いていた。
「わたしも……あなたを愛しています」
会場から歓声が沸いた。
祭壇を背に列席者と向きあうと、最前列で将生さんが大きく手を叩いていた。
そのうしろのほうで綾乃さんもうっすらと涙ぐんで拍手をしている。意外といい人なのかしら。