極上御曹司に見初められ、溺愛捕獲されました~一途な海運王の華麗なる結婚宣言~
昼過ぎにセレブリティクイーンを下船して、アメリカへの入国手続き。バゲージクレイムでスーツケースを受け取り、自分で予約していたJFK空港の近くのホテルへ向かう予定だった。
『それでは、日本に帰ったら連絡しますね。……また会えますよね?』
さみしさが込みあげて、ついでに少し不安になる。翔一郎さんを信じているけれど、日常に戻ったら夢が覚めてしまいそうで。
『ん? なんの話だ? 今夜のホテルはもう手配してある』
『……え?』
ところが、翔一郎さんは人の悪そうな顔でにやりと笑った。そして、わざとらしくしょんぼりしてみせる。
『結婚式までしたのに、私を独りにするのか?』
本当に翔一郎さんには敵わない。
いつもわたしにサプライズと、正反対の安心感を同時にくれる。
わたしはその場で空港のそばのホテルにキャンセルの連絡を入れ、翔一郎さんの額に口づけた。
『今日も一緒にいられてうれしいです』
翔一郎さんからは熱烈なキスが返ってきた。まわりに人がいたのに!
驚いたことに、港にはリムジンが迎えに来ていた。
『それでは、日本に帰ったら連絡しますね。……また会えますよね?』
さみしさが込みあげて、ついでに少し不安になる。翔一郎さんを信じているけれど、日常に戻ったら夢が覚めてしまいそうで。
『ん? なんの話だ? 今夜のホテルはもう手配してある』
『……え?』
ところが、翔一郎さんは人の悪そうな顔でにやりと笑った。そして、わざとらしくしょんぼりしてみせる。
『結婚式までしたのに、私を独りにするのか?』
本当に翔一郎さんには敵わない。
いつもわたしにサプライズと、正反対の安心感を同時にくれる。
わたしはその場で空港のそばのホテルにキャンセルの連絡を入れ、翔一郎さんの額に口づけた。
『今日も一緒にいられてうれしいです』
翔一郎さんからは熱烈なキスが返ってきた。まわりに人がいたのに!
驚いたことに、港にはリムジンが迎えに来ていた。