極上御曹司に見初められ、溺愛捕獲されました~一途な海運王の華麗なる結婚宣言~
「はい、国籍はイギリスになります。わたくしは、船内にございますドレスショップのコーディーネーター兼メイクアップアーティストをさせていただいております。どうぞリサとお呼びください」
にこっと笑う綺麗なお姉さん。
「リサさん、ではわたしは鞠香と呼んでください」
「マリカ様」
「『様』なんて付けなくてもいいですよ」
「そういうわけには参りません。お客様ですから」
「は、はい」
「マリカ様、失礼ながら先ほどお預かりしたドレスから大体のサイズを推測しまして、何着かパーティー用のイブニングドレスをお持ちしました。既製品で申し訳ございませんが、ご試着いただけますか?」
「試着? 既製品?」
その後は怒濤の展開だった。
シャワーのあと用意されていたワンピースが前開きだったわけは、これか。
さくっと脱がされて、数枚のイブニングドレスのフィッティング。恐ろしいほど素早く正確な手際で、やや緩めの部分を詰めたり丈の調整をしたり。
にこっと笑う綺麗なお姉さん。
「リサさん、ではわたしは鞠香と呼んでください」
「マリカ様」
「『様』なんて付けなくてもいいですよ」
「そういうわけには参りません。お客様ですから」
「は、はい」
「マリカ様、失礼ながら先ほどお預かりしたドレスから大体のサイズを推測しまして、何着かパーティー用のイブニングドレスをお持ちしました。既製品で申し訳ございませんが、ご試着いただけますか?」
「試着? 既製品?」
その後は怒濤の展開だった。
シャワーのあと用意されていたワンピースが前開きだったわけは、これか。
さくっと脱がされて、数枚のイブニングドレスのフィッティング。恐ろしいほど素早く正確な手際で、やや緩めの部分を詰めたり丈の調整をしたり。