極上御曹司に見初められ、溺愛捕獲されました~一途な海運王の華麗なる結婚宣言~
明るいブラウンの髪は少し長めで、小さなピアスをしている。一見ちゃらいかんじがするけれど、くったくのない笑顔にかわいげがあって少年のような雰囲気も漂っている。
「僕も日本人なんだ。将軍の将に生きるって書いて、将生。よろしくね」
「わたしは鞠香です。この船には日本の方も結構多いんですね」
「今回はね……」
くす、と意味深に笑う将生さん。
そういう笑い方をすると、ちょっと大人っぽくてかっこいい。
「ところで、何か振ろうか?」
「うーん、それも惹かれるけど、朝シャンパンを飲んじゃったから。オレンジジュースをください」
「なんだ、僕の腕を見せられなくて残念」
おどけた仕草で肩をすくめると、トールグラスにクラッシュした氷を入れてオレンジジュースを注ぐ。ミントの葉をちょこんと飾って、グラスを差し出した。
「ありがとうございます」
「どういたしまして」
スツールに腰かけてジュースを飲むとほっとした。そんなに意識していなかったけど、かなり喉が渇いていたみたい。
将生さんがにこにこしながら話しかけてくる。
「おいしい?」
「ええ、とっても。ミントもいい香り」
「僕も日本人なんだ。将軍の将に生きるって書いて、将生。よろしくね」
「わたしは鞠香です。この船には日本の方も結構多いんですね」
「今回はね……」
くす、と意味深に笑う将生さん。
そういう笑い方をすると、ちょっと大人っぽくてかっこいい。
「ところで、何か振ろうか?」
「うーん、それも惹かれるけど、朝シャンパンを飲んじゃったから。オレンジジュースをください」
「なんだ、僕の腕を見せられなくて残念」
おどけた仕草で肩をすくめると、トールグラスにクラッシュした氷を入れてオレンジジュースを注ぐ。ミントの葉をちょこんと飾って、グラスを差し出した。
「ありがとうございます」
「どういたしまして」
スツールに腰かけてジュースを飲むとほっとした。そんなに意識していなかったけど、かなり喉が渇いていたみたい。
将生さんがにこにこしながら話しかけてくる。
「おいしい?」
「ええ、とっても。ミントもいい香り」