極上御曹司に見初められ、溺愛捕獲されました~一途な海運王の華麗なる結婚宣言~
 ふと視線を感じて振り返ったら、少し離れたところから山内さんがこちらをじっと見ていた。
 わたしを、というよりも、親しげに会話をかわす兄弟の様子を無表情に眺めている。

 真面目そうな人だ。でも、将生さんに対して目が据わっているというか、どこか狂信者のようで……。
 申し訳ないけど、ちょっと不気味なかんじがして鳥肌が立った。
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