貴方は誰なの?

消えた。

 りゅうやくんが消えかけては戻る頻度が増えた。

土曜日の朝、また、消えかけいた。
「俺、もうすぐ消えそうだね。死ぬのかな?
やだなぁ。死にたくないよ。美玲と一緒にいたい。」
「私も一緒にいたい。」
涙が出た。

 りゅうやくんはキスをしてくれた。
その途端、りゅうやくんは、消えた。

「りゅうやくん。」
急いで、病院に行くことにした。
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