その狂女、ミイラ女と化す
やつは叫び声が病室内に反響した。

「ぐぁぁぁあっ」

口の中で彼の舌が動いてる感覚。

一発で噛み切ったよ。

まるでトカゲのしっぽが切られたときみたい。


わたしは、その舌を数回、口の中で噛んだあと…

つばを吐くように吐き出した。

鮮やかな血が病室の床に飛び散る。

その上に噛み切られた舌の残骸が、

ピクピクッと動いていた。
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