ダークグリーンに魅かれて
「ただいま~」
「おかえり、沙里~」
と言う明るい母の声がキッチンからした。クンクン、今日はビーフシチューかな?
「あのね、今日、会ったもらいたい人を連れて来たんだけど」
母さんが目をまんまるにして、
「えっ・・・?もしかして彼氏?」
とつぶやいた。
「うん」
「ちょっ・・・ちょっと待って、隆司~?隆司も来て」
2階から、お兄ちゃんがバタバタと降りてくる。
「ママ、お兄ちゃん、私の彼の大坂拓巳くん」
「初めまして、大坂です」
拓巳くんが緊張した面持ちで言う。
「はじめまして、沙里の母です。そんなに緊張しないで。こっちは、沙里の兄の隆司です」
「大坂くん、よろしく。沙里とはどこで?」
お兄ちゃんんが興味津々、って感じで聞く。まさか、私が逆ナンしたなんて言えない!
「僕が、電車で沙里さんに一目惚れして。・・・で、即、声かけました」
・・・ってそれ、逆だよ?でも、ありがと、拓巳くん。
「やるねぇ。沙里のどこがよかったの?」
「優しそうな雰囲気と可愛い瞳、センスのいい服・・・全てです」
・・・って、拓巳くん、照れる・・・。
「よかったね、沙里、こんな優しそうな彼氏に出会えて。あッ、よかったらあがっていって?夕食も食べて行ってください。ご迷惑じゃなければ」
感極まって、うるうる瞳になって言うママ。そうだよね、久々の彼だもんね。
「えっ、迷惑だなんて・・・急に人数増えて大丈夫ですか?」
心配そうな拓巳くん。私に、いいの?と目で聞いてくる。
「拓巳くん、食べてって。ママのビーフシチュー、最高だから。多めに作ってあるから大丈夫よ、ね?ママ」
「そうよ。シチューもご飯もたっぷりあるから、食べてって、拓巳くん」
と、なんだかすごく嬉しそうなママ。
「じゃあ、お言葉に甘えて、ご馳走になります」
「そうこなくっちゃ!沙里たちの父が帰って来るまでもう少しかかるから、リビングで3人でくつろいでて」
「お邪魔します」
私が家に入るのに続いて、拓巳くんが入る。キチンと靴を揃えるあたり、さすがだな、と思う。
「おかえり、沙里~」
と言う明るい母の声がキッチンからした。クンクン、今日はビーフシチューかな?
「あのね、今日、会ったもらいたい人を連れて来たんだけど」
母さんが目をまんまるにして、
「えっ・・・?もしかして彼氏?」
とつぶやいた。
「うん」
「ちょっ・・・ちょっと待って、隆司~?隆司も来て」
2階から、お兄ちゃんがバタバタと降りてくる。
「ママ、お兄ちゃん、私の彼の大坂拓巳くん」
「初めまして、大坂です」
拓巳くんが緊張した面持ちで言う。
「はじめまして、沙里の母です。そんなに緊張しないで。こっちは、沙里の兄の隆司です」
「大坂くん、よろしく。沙里とはどこで?」
お兄ちゃんんが興味津々、って感じで聞く。まさか、私が逆ナンしたなんて言えない!
「僕が、電車で沙里さんに一目惚れして。・・・で、即、声かけました」
・・・ってそれ、逆だよ?でも、ありがと、拓巳くん。
「やるねぇ。沙里のどこがよかったの?」
「優しそうな雰囲気と可愛い瞳、センスのいい服・・・全てです」
・・・って、拓巳くん、照れる・・・。
「よかったね、沙里、こんな優しそうな彼氏に出会えて。あッ、よかったらあがっていって?夕食も食べて行ってください。ご迷惑じゃなければ」
感極まって、うるうる瞳になって言うママ。そうだよね、久々の彼だもんね。
「えっ、迷惑だなんて・・・急に人数増えて大丈夫ですか?」
心配そうな拓巳くん。私に、いいの?と目で聞いてくる。
「拓巳くん、食べてって。ママのビーフシチュー、最高だから。多めに作ってあるから大丈夫よ、ね?ママ」
「そうよ。シチューもご飯もたっぷりあるから、食べてって、拓巳くん」
と、なんだかすごく嬉しそうなママ。
「じゃあ、お言葉に甘えて、ご馳走になります」
「そうこなくっちゃ!沙里たちの父が帰って来るまでもう少しかかるから、リビングで3人でくつろいでて」
「お邪魔します」
私が家に入るのに続いて、拓巳くんが入る。キチンと靴を揃えるあたり、さすがだな、と思う。