ダークグリーンに魅かれて
「充実した1日だったね」
ケーキのフィルムをはがしながら私が言う。
「逆ナンから始まる恋、か・・・」
感慨深げに拓巳くんが言うから、思わず赤くなってしまう。
しばらく、ケーキを食べることに夢中になっていた2人。なかなかおいしいショートケーキだった。
今日1日の事を思い出すと、本当にいろいろあった。私の逆ナン、井の頭公園デート・・・写真も撮ってもらったな、マリー・ルイーズ、カラオケ・・・キス。思わず、拓巳くんの唇を見つめてしまう。
「なぁに、考えてんの?」
拓巳くんがいたずらっぽい眼差しで聞く。
「ん?キスが欲しいの?姫」
ちゅっと唇を合わせた。一回目の時より、ずっと長く・・・甘い、甘ぁい味がした。・・・っと、あっ!!バスの最終は9時くらいだ。
「拓巳くん、今、何時?」
「ん~?9時22分」
「・・・最終バス、行っちゃった・・・」
「ここに泊めてもらおうかな??」
「えッッ??」
「くすくす。沙里ちゃん、すぐ真に受ける。嘘、嘘、タクシーで帰るから大丈夫」
あはは~、さすがにあった初日にそれはないよね!
「兄さんに車出してもらうように頼むわ」
「いいの?助かる!」
拓巳くんが満面の笑顔で言った。・・・ちょっと反則だよ、その表情は。
ケーキのフィルムをはがしながら私が言う。
「逆ナンから始まる恋、か・・・」
感慨深げに拓巳くんが言うから、思わず赤くなってしまう。
しばらく、ケーキを食べることに夢中になっていた2人。なかなかおいしいショートケーキだった。
今日1日の事を思い出すと、本当にいろいろあった。私の逆ナン、井の頭公園デート・・・写真も撮ってもらったな、マリー・ルイーズ、カラオケ・・・キス。思わず、拓巳くんの唇を見つめてしまう。
「なぁに、考えてんの?」
拓巳くんがいたずらっぽい眼差しで聞く。
「ん?キスが欲しいの?姫」
ちゅっと唇を合わせた。一回目の時より、ずっと長く・・・甘い、甘ぁい味がした。・・・っと、あっ!!バスの最終は9時くらいだ。
「拓巳くん、今、何時?」
「ん~?9時22分」
「・・・最終バス、行っちゃった・・・」
「ここに泊めてもらおうかな??」
「えッッ??」
「くすくす。沙里ちゃん、すぐ真に受ける。嘘、嘘、タクシーで帰るから大丈夫」
あはは~、さすがにあった初日にそれはないよね!
「兄さんに車出してもらうように頼むわ」
「いいの?助かる!」
拓巳くんが満面の笑顔で言った。・・・ちょっと反則だよ、その表情は。