そんなの関係ないよ!
2人の初デート
Please be my Valentine!で恋人同士になった私たちだったが、亨兄は、受験の直前、しばらくは逢えなかった。連絡があったのは、2月26日だった。私がちょうど、亨兄のWith my pleasureは、何かの間違いだったんじゃないか、と思ったころだった。
ピンポーン、夕暮れ時に呼び鈴が鳴った。
「はい」
誰だろう?訝しがりながら、インターホンに出た。
「亜里沙!!すっげー、いいニュースだよ。第一志望の星雲高校に合格したんだ。今日、合格発表見てきた」
星雲高校は、うちの地域では難関中の難関だ。いくら成績優秀な亨兄だって、自信はなかったことだろう。
「おめでとう!すぐに開けるね」
キィ・・・ドアを開けると、顔を紅潮させた亨兄がいた。
「久しぶり、亨兄!淋しかったよぉ。本当におめでとう!」
ぎゅ~っ。亨兄は私を強く抱きしめた。
「逢いたかった、亜里沙。亜里沙に逢うためには最高の結果を出したいと思って頑張ったんだ」
私は、亨兄の頬にそっとキスをした。
「えへへ、ご褒美。これくらいはいいよね?」
「あぁ、何よりのご褒美だ!・・・今度、初デートしないか?」
初デート。夢にも見たその言葉。亨兄が慌てたように付け加える。
「・・・って言っても、大したとこは行けないけど。駅前のバーガーショップでもいいか?」
「亨兄となら、どこでもいいよ。外でデートできるなんて、初めてだから嬉しい」
「じゃあ、土曜日の11時半に迎えに来るよ」
「楽しみに待ってる」
わぁ、ホントに、楽しみだぁ。
その日は、ドキドキして、なかなか寝付けなかった。
ピンポーン、夕暮れ時に呼び鈴が鳴った。
「はい」
誰だろう?訝しがりながら、インターホンに出た。
「亜里沙!!すっげー、いいニュースだよ。第一志望の星雲高校に合格したんだ。今日、合格発表見てきた」
星雲高校は、うちの地域では難関中の難関だ。いくら成績優秀な亨兄だって、自信はなかったことだろう。
「おめでとう!すぐに開けるね」
キィ・・・ドアを開けると、顔を紅潮させた亨兄がいた。
「久しぶり、亨兄!淋しかったよぉ。本当におめでとう!」
ぎゅ~っ。亨兄は私を強く抱きしめた。
「逢いたかった、亜里沙。亜里沙に逢うためには最高の結果を出したいと思って頑張ったんだ」
私は、亨兄の頬にそっとキスをした。
「えへへ、ご褒美。これくらいはいいよね?」
「あぁ、何よりのご褒美だ!・・・今度、初デートしないか?」
初デート。夢にも見たその言葉。亨兄が慌てたように付け加える。
「・・・って言っても、大したとこは行けないけど。駅前のバーガーショップでもいいか?」
「亨兄となら、どこでもいいよ。外でデートできるなんて、初めてだから嬉しい」
「じゃあ、土曜日の11時半に迎えに来るよ」
「楽しみに待ってる」
わぁ、ホントに、楽しみだぁ。
その日は、ドキドキして、なかなか寝付けなかった。