離婚するはずが、心臓外科医にとろとろに溶かされました~契約夫婦は愛焦れる夜を重ねる~
「凛音、CTは受けて貰うぞ」
暁斗はまだ諦めていないらしい。その様子を見ていた美咲が口を開く。
「……ねぇ、奥さんに必要なのはCT検査じゃないんじゃない?しかも本人は受けるべき検査を分かっている気がするけど?」
病室の壁に背中を預けながら美咲は淡々と言う。
「「えっ?」」
暁斗と凛音は同時に声を上げ、同時に美咲の方を見る。
「もし、そうだとしたらCTなんて線量多すぎてさせられるわけ無いでしょう?――初期の妊婦に」
「……!」
凛音は息を飲んだ。暁斗は整った目を限界まで見開いたかと思うと、すぐに凛音に向き直る。
「凛音……もしかして、妊娠、したのか?」
「……」
暁斗、美咲、福原の3人の視線が凛音に集中する。
――もう、この状況で嘘は付けない。凛音はとうとう頷き、震えた声で言う。
暁斗はまだ諦めていないらしい。その様子を見ていた美咲が口を開く。
「……ねぇ、奥さんに必要なのはCT検査じゃないんじゃない?しかも本人は受けるべき検査を分かっている気がするけど?」
病室の壁に背中を預けながら美咲は淡々と言う。
「「えっ?」」
暁斗と凛音は同時に声を上げ、同時に美咲の方を見る。
「もし、そうだとしたらCTなんて線量多すぎてさせられるわけ無いでしょう?――初期の妊婦に」
「……!」
凛音は息を飲んだ。暁斗は整った目を限界まで見開いたかと思うと、すぐに凛音に向き直る。
「凛音……もしかして、妊娠、したのか?」
「……」
暁斗、美咲、福原の3人の視線が凛音に集中する。
――もう、この状況で嘘は付けない。凛音はとうとう頷き、震えた声で言う。