クローバー
フード男が言った"あの方"が気になるが松坂達を置いては行けない。
今は松坂達を逃がす事に集中しよう。
ここは2階の1番奥の部屋だ。
ここからだと状況が読めない。
「松坂、とりあえず1階に降りて外に出よう。」
「え、でも、岡山くんはどうするの?」
オドオドしながら心配そうに言う。
床にK・Oしている岡山。これじゃあ、逃げられない。いや、ある意味恐怖を味合わないでいい分その方が幸せかもしれないな。
はぁ、たくっ、世話のやける。
私よりも一回り大きい岡山をひょいっとおぶる。
「?!、四宮さんは一体何者なの?」
あー、私の今までを見たらそうなるよな。
「そーだなー。今はお前達を守るヒーローかな。」
その答えに松坂は目をパチクリさせている。
「ふっ、ほら置いてくよー。」
「まって!置いてかないでよぉー!!」