クローバー


女の顔は、俺の想像していた顔のどれにも当てはまらなかった。


ただ優しい瞳でこちらを見ていた。


その瞳があまりに綺麗で.......


見とれた。


文の言葉に救われた。


涙を流す自分を少しは好きになれる気がした。


どうしてだろう。文の近くはとても落ち着く。


匂いも。仕草も。温かさも。


もっと文に近づきたくて、文に触っていたくて。半ば強引に、文に迫った。


文が俺の名前を呼んでくれたのが嬉しく、心の中で、何度も "文 文 文"と名前をとなえた。


途中、文がすごい可愛い笑顔を向けるから驚いた。ホント不意打ちはずるいよね。


可愛すぎでしょ。



また、文の手料理食べたいなー。







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