クローバー
ガバッッッッ!
「はぁっ。はぁっ。はぁっ。」
息が来るしい。
心臓が痛い。
まるで走って来たあとみたいだ。
冷汗でびっしょりと濡れた髪を手で拭う。
カタカタカタッ。
震えてる。コレで何度目かもわかない夢。
ふっ。いつまでたっても私は変わらないな。弱いままだ…。
震えを誤魔化すように強く強く自分の手を握った。
それにしても汗びっしょりだな。
気持ち悪い。
汗で濡れた服を鬱陶しそうに見つめる。
シャワー浴びよ。
必要な物を持って浴室に向かった。