背伸びしても届かない〜恋を知った僕は、君の心に堕ちていく〜
縮まらない時間
一花は中等部の三年に進級し、芽美と智絵里と同じクラスになることが出来た。
いつもと変わらない生活が始まったのに、同じ校舎に尚政がいないと思うと寂しくなる。
大学はここから電車で三十分かかる。附属とはいえ、もはや違う学校のようだった。
最近は尚政も忙しいのか、メールの返事も遅れることが多く、それも一花の寂しさを煽る。
偶然でも会える距離にいないと気になってしまう。メールだけだと声が聞きたくなる。
学年が一つ上がったのに、先輩はもっと遠くに行ってしまって、距離は近付くどころか離れてしまった。
いつもと変わらない生活が始まったのに、同じ校舎に尚政がいないと思うと寂しくなる。
大学はここから電車で三十分かかる。附属とはいえ、もはや違う学校のようだった。
最近は尚政も忙しいのか、メールの返事も遅れることが多く、それも一花の寂しさを煽る。
偶然でも会える距離にいないと気になってしまう。メールだけだと声が聞きたくなる。
学年が一つ上がったのに、先輩はもっと遠くに行ってしまって、距離は近付くどころか離れてしまった。