背伸びしても届かない〜恋を知った僕は、君の心に堕ちていく〜
勉強会
この一週間、一花は何に対してもやる気が起きず、魂が抜けたように家で過ごしていた。
あんなに途切れずに届いていたメールも、パタリと止んでしまった。一花からする気にもなれず、ただ落ち込む一方だった。
勉強会当日も、なんとか気持ちを奮い立たせて待ち合わせ場所に向かう。しかし本音を言えば、こんな気持ちの時に何故こんな場所に来なくちゃいけないのかとイライラしていた。
「一花〜、おはよう」
一花も智絵里も揃ってTシャツにデニムと、やる気がないのがよくわかる服装だった。
「おはよう」
「大丈夫? なんか顔色悪いけど」
「……それなら帰っていいかなぁ?」
「ダメに決まってるでしょ!」
一花の言葉を聞いていた芽美がすかさずツッコミを入れる。
「一花、パフェのためよ。仕方ないから頑張ろう」
パフェという言葉を聞いて、一花は涙が溢れそうになるのをグッと堪える。尚政と過ごした最後の時間を思い出して、胸が苦しくなった。
私の気がすむまでそばに置いてくれるんじゃなかったの? 先輩から突き放すなんてズルい。
あんなに途切れずに届いていたメールも、パタリと止んでしまった。一花からする気にもなれず、ただ落ち込む一方だった。
勉強会当日も、なんとか気持ちを奮い立たせて待ち合わせ場所に向かう。しかし本音を言えば、こんな気持ちの時に何故こんな場所に来なくちゃいけないのかとイライラしていた。
「一花〜、おはよう」
一花も智絵里も揃ってTシャツにデニムと、やる気がないのがよくわかる服装だった。
「おはよう」
「大丈夫? なんか顔色悪いけど」
「……それなら帰っていいかなぁ?」
「ダメに決まってるでしょ!」
一花の言葉を聞いていた芽美がすかさずツッコミを入れる。
「一花、パフェのためよ。仕方ないから頑張ろう」
パフェという言葉を聞いて、一花は涙が溢れそうになるのをグッと堪える。尚政と過ごした最後の時間を思い出して、胸が苦しくなった。
私の気がすむまでそばに置いてくれるんじゃなかったの? 先輩から突き放すなんてズルい。