若頭、今日もお嬢を溺愛する
「はい?何がでしょう?」
「意外とすんなりだなって」
「だって登校日だし、男いないしいいかなって!」
「そう。
…………ってことは、昴くん達いたら出してもらえなかったの?私」
「いえ。一応登校日なので、行かせないってことはしませんが、学校周りを部下で固めてやるつもりでした!」
当然のように、微笑んで言った雷十。
その笑顔が、やけに恐ろしい。
「冗談だよね?」
「フフ…」
(本気だな…)
そんなこんなで朝食後、準備をして車に乗り込んだ杏子。
当然のように雷十も乗り込んできた。
そして杏子の手を握り、杏子の手にキスをした。
杏子が“手を繋ぎたい”と言ってから、必ず手を繋ぐようになった雷十。
そして車に乗った時は、必ず手にキスをするのだ。
「雷十」
「はい」
「どうして、車に乗ったら手にキスをするの?」
「少しでも、杏ちゃんに触れていたいからです。
もちろん、キスは手だけじゃないですよ?」
そう言って、顔が近づき口唇が重なった。
チュッと音がして、口唇が離れる。
微笑んだ、雷十。
「杏ちゃんが、好きすぎて……もう、止まりません」
━━━━━━━━━━━━━━
学校の前に着き、雷十が降りて杏子が降りる。
「行ってらっしゃい、杏ちゃん!」
頭をポンポンと撫でて言った、雷十。
「うん、行ってきます」
杏子も小さく手を振り、微笑んだ。
雷十は杏子が門をくぐり見えなくなるまで見つめ、車に乗り込んだ。
「とりあえず、出せ」
煙草を咥えた雷十が、運転手の部下に言った。
「はい、かしこまりました。何処か見えないとこで待機ですね」
「当たり前だ。
女子しかいない。
………んなわけあるか!あいつが、来ないわけがない。
俺が虎太郎なら、絶対学校に行く!」
火をつけ、煙を天井に吐いた雷十だった。
杏子が教室に着き、ドアを開けると笹美は登校していた。
「杏子!おはよっ!」
「おはよう!」
「久しぶりねー」
「うん!」
「早速だけどさ!」
「うん」
「どうだった?初エッチは」
「……////は!!?」
「それも聞きたかったのよね~」
「なっ////!!?何を聞きたいのよ!?」
「だってぇ!やっとでしょ?」
「もう!!やだ!言いたくない!!」
「えーケチ!」
「ケチで、結構!!」
顔を真っ赤にする杏子と、クスクス笑いながらからかう笹美だった。
杏子と笹美がそれぞれ席に着き、杏子が何気なく引き出しを漁ると何やら入っていて取り出す。
「ん?何、これ?」
「杏子ー!明日のバレンタインの話でさ!買い物━━━━何、それ?」
「意外とすんなりだなって」
「だって登校日だし、男いないしいいかなって!」
「そう。
…………ってことは、昴くん達いたら出してもらえなかったの?私」
「いえ。一応登校日なので、行かせないってことはしませんが、学校周りを部下で固めてやるつもりでした!」
当然のように、微笑んで言った雷十。
その笑顔が、やけに恐ろしい。
「冗談だよね?」
「フフ…」
(本気だな…)
そんなこんなで朝食後、準備をして車に乗り込んだ杏子。
当然のように雷十も乗り込んできた。
そして杏子の手を握り、杏子の手にキスをした。
杏子が“手を繋ぎたい”と言ってから、必ず手を繋ぐようになった雷十。
そして車に乗った時は、必ず手にキスをするのだ。
「雷十」
「はい」
「どうして、車に乗ったら手にキスをするの?」
「少しでも、杏ちゃんに触れていたいからです。
もちろん、キスは手だけじゃないですよ?」
そう言って、顔が近づき口唇が重なった。
チュッと音がして、口唇が離れる。
微笑んだ、雷十。
「杏ちゃんが、好きすぎて……もう、止まりません」
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学校の前に着き、雷十が降りて杏子が降りる。
「行ってらっしゃい、杏ちゃん!」
頭をポンポンと撫でて言った、雷十。
「うん、行ってきます」
杏子も小さく手を振り、微笑んだ。
雷十は杏子が門をくぐり見えなくなるまで見つめ、車に乗り込んだ。
「とりあえず、出せ」
煙草を咥えた雷十が、運転手の部下に言った。
「はい、かしこまりました。何処か見えないとこで待機ですね」
「当たり前だ。
女子しかいない。
………んなわけあるか!あいつが、来ないわけがない。
俺が虎太郎なら、絶対学校に行く!」
火をつけ、煙を天井に吐いた雷十だった。
杏子が教室に着き、ドアを開けると笹美は登校していた。
「杏子!おはよっ!」
「おはよう!」
「久しぶりねー」
「うん!」
「早速だけどさ!」
「うん」
「どうだった?初エッチは」
「……////は!!?」
「それも聞きたかったのよね~」
「なっ////!!?何を聞きたいのよ!?」
「だってぇ!やっとでしょ?」
「もう!!やだ!言いたくない!!」
「えーケチ!」
「ケチで、結構!!」
顔を真っ赤にする杏子と、クスクス笑いながらからかう笹美だった。
杏子と笹美がそれぞれ席に着き、杏子が何気なく引き出しを漁ると何やら入っていて取り出す。
「ん?何、これ?」
「杏子ー!明日のバレンタインの話でさ!買い物━━━━何、それ?」