スパダリ医師の甘々な溺愛事情 〜新妻は蜜月に溶かされる〜
 私たちは互いの顔を寄せ合い、唇を重ね合わせた。
 とても暖かく、そして切ないほどに愛おしい夢のような瞬間だった。

 私たちは顔を見合って笑い合う。
 この人と夫婦になることができて本当によかったと思った。

 これから歩む人生の中で、喧嘩をしたり、ときには相手に嫌気がさしてしまうことだってあるかもしれない。
 色んな困難が待ち受けているかもしれない。

 それでも────どんな日が来たとしても今日という日を鮮明に思い出すことが出来るだろう。
 そして結局は「結婚してよかった」と笑い合えるに夫婦になる。そのことに願いを込めて。

「啓一郎さん、ずっと愛してます」

「愛してるよ、紗雪。ずっと大切にする」

 私は愛する彼と一緒に生きていこうと決意するのだった。
< 141 / 141 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:37

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

表紙を見る
表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop