スパダリ医師の甘々な溺愛事情 〜新妻は蜜月に溶かされる〜
新婚告白 啓一郎side
初めて紗雪を見たとき、俺は天使だと思った。ふわふわと右へ左へと舞い踊り、楽しくて仕方がないという感情が見ているだけで伝わってくる。
だけれど天使は人間の手の届く存在じゃない。
俺のような淡白で冷徹で、弱い心の持ち主のものになんてならない。
この手に落ちてくることなんて一生ない。そう思っていた。
だけれど天使は人間の手の届く存在じゃない。
俺のような淡白で冷徹で、弱い心の持ち主のものになんてならない。
この手に落ちてくることなんて一生ない。そう思っていた。