恋に落ちる音 【短編】
高校の授業を終えた後、駅の書店に寄りお目当てのコミックを手にした。
「この主人公の男の子スゴイカッコイイんだよね」
好みのタイプなのか、なんとなく一昨日の彼にも似ているような気がする。
お目当てのコミックを手に入れ、早く読みたくなってしまい、近くのカフェに寄り抹茶ラテを注文して出来上がるのを待っていた。
すると、一昨日の彼がカウンターの向こうで、私が注文した抹茶ラテを作っている⁉
信じられない思いで彼を見つめていると、出来上がった抹茶ラテを持って彼が受け取りカウンターにやってきた。
心臓がドキドキいっている。
「抹茶ラテ、58番のお客様、お待たせしました」
引き換えレシートを持って彼の前に行く。
きっと、顔は真っ赤になっているに違いないと思うほど火照っているのが自分でもわかった。
「58番の方ですか? あれ? 一昨日の?」
「はい、偶然ですね」
普段より声が小さくなる。
すると、彼は、カップにマジックでキュッキュッと何か書き入れていた。
その隙に彼の名札を盗み見る。その名札に『 松堂 』 と書かれていた。
松堂さんて名前なんだ。
「はい、お待たせしました」
心臓の音がさっきからドキドキと、うるさ過ぎる。
「ありがとうございます」
お礼を言って抹茶ラテを受け取った。
「こちらこそありがとうございます」
と、柔らかい笑顔に片エクボが浮かんでいる。
はぁー。尊い。
窓際のカウンタ―席に腰を降ろし松堂さんの笑顔を反芻する。
それだけでドキドキと心臓が早鐘を打つ。
お参りをして次の日に再会を果たし、一歩前進です。
神様、ありがとうございます。
気持ちがフワフワとしていた。
「この主人公の男の子スゴイカッコイイんだよね」
好みのタイプなのか、なんとなく一昨日の彼にも似ているような気がする。
お目当てのコミックを手に入れ、早く読みたくなってしまい、近くのカフェに寄り抹茶ラテを注文して出来上がるのを待っていた。
すると、一昨日の彼がカウンターの向こうで、私が注文した抹茶ラテを作っている⁉
信じられない思いで彼を見つめていると、出来上がった抹茶ラテを持って彼が受け取りカウンターにやってきた。
心臓がドキドキいっている。
「抹茶ラテ、58番のお客様、お待たせしました」
引き換えレシートを持って彼の前に行く。
きっと、顔は真っ赤になっているに違いないと思うほど火照っているのが自分でもわかった。
「58番の方ですか? あれ? 一昨日の?」
「はい、偶然ですね」
普段より声が小さくなる。
すると、彼は、カップにマジックでキュッキュッと何か書き入れていた。
その隙に彼の名札を盗み見る。その名札に『 松堂 』 と書かれていた。
松堂さんて名前なんだ。
「はい、お待たせしました」
心臓の音がさっきからドキドキと、うるさ過ぎる。
「ありがとうございます」
お礼を言って抹茶ラテを受け取った。
「こちらこそありがとうございます」
と、柔らかい笑顔に片エクボが浮かんでいる。
はぁー。尊い。
窓際のカウンタ―席に腰を降ろし松堂さんの笑顔を反芻する。
それだけでドキドキと心臓が早鐘を打つ。
お参りをして次の日に再会を果たし、一歩前進です。
神様、ありがとうございます。
気持ちがフワフワとしていた。