こんなにも愛しているのに〜私はましろ
ストーカー
高校2年になろうかという時だった、達ではなく俺にストーカーが
現れた。
あの時の4人組のうちの一人、停学になって復学できたやつだった。
初めから
俺のことが好きだったと言われた。
あの時は、捕まった2人が怖くて言えなかったけど、本当に好きだ。
と、ある日突然目の前に現れたそう言われた。
俺はキッパリと好きでもなんでもない、いや、むしろ迷惑以外のなんでもないと
言った。
寂しい顔をして、いなくなったから、わかってくれたかと思っていたが
それからも、ちょくちょく待ち伏せをされるようになった。
大抵、達と一緒なので、達もあの時からずっと迷惑をかけられているから
いい加減にしてくれと、言ったが、すぐにいなくなっても、いつの間にか
気がつくと目の届くところにいて、気持ちが悪かった。
達は国松先生に相談しようと言ったが、先生は俺らのせいもあって担任を持たせて
もらえなかった。
もうこれ以上先生に迷惑をかけられないと、俺は言ったが、ここでも
大きく判断を間違えてしまった。
なんとかなるって、思ったのだ。
相手はストーカーでもたかだか、一つ上で俺らとは変わらない。
何回かはっきりと言ってやったら、諦めるに違いない。。。と。
しかし
相手は諦めるどころか、ちょっとずつエスカレートしていって、
たまたま、俺が下校中女子と一緒に帰っただけで、その女子を脅かしたらしい。
その子も驚いて、ただ、方向が同じで、たまたまだったと一生懸命言って
納得してもらったと言っていたが、俺と関わっているだけで、
見境なく攻めてくるのかと思ったら、本当に頭にきた。
相変わらず付き纏うあいつに、俺は最後通告のように
「どんなに付き纏っても、未来永劫お前のことを、好きになるなんてことは
ないし、冗談でもお前みたいなやつと付き合おうとも、これっぽっちも
思わない!」
泣いていたが、そんなことは構いやしない。
これで、目の前から消えてくれと、切に願った。
しかし
ストーカーは続いた。
そんな時に従姉妹の千花(ちか)が、うちに遊びに来た。
どういうわけか、
父親が千花のことを嫌っており、千花が遊びに来るのは父親が不在の時だ。
どうやら
千花を可愛がっている母親に尋ねてから、遊びにきているらしい。
「千花ちゃん、学校はどう?」
千花は高校を卒業して、服飾の専門学校で勉強していた。
しかし
それは上部だけで、服を作るより着る方が好きな千花は、学校に席を置くだけで
それも、間も無くクビになりそうなのだが、アルバイトとして始めたモデルを
本業にしようとしていた。
小さな顔に、長い首と長い手足、ちょっとボーイッシュな体型は、モデルとしては
完璧のようで、雑誌でもよく見かけるようになっていた。
「順調です。」
(嘘ばっかり、、、)
母親は女の子がいないからか、千花をとても可愛がっており、千花も上手に母親に
甘えている。
幼い頃から、兄弟同然に育っていた時期もあるのに、千花の母親が離婚して
イタリアに渡ったあたりから、父親が、それまでもあまりいい顔をしなかったが
露骨に千花のことを嫌うようになった。
母親にも、家へ入れるな、と厳命した。
何があったのだろう。
そんな千花に俺は思わず愚痴った。
元々が兄弟のようなものなので、相談をしたわけでもなかったのだが、
千花が、あいつを知っていると言い出したのだ。
あの少年院に入った二人のことも知っていて、その子たちのパシリだよね、、、と。
「何、、、、千花の友達?」
「違うわよ!モデルの事務所に売り込みに来たのよ。女学苑の制服のまま。
もう、何を根拠にかマウント取り出して、大笑いだったのよ。
その子の先輩が同じ事務所にいて、なんかやばいことをして捕まったって。
いろいろと恐喝を働いたり、強制してパパ活させて、お金を巻き上げたりって
ものすごかったらしい。。。」
そのお金のうち、俺らの金も入っているんだけど、、、とは言わなかった。
「あの子は付き添いみたいにして、来てたんだけど、おどおどしていて、だけど
何か磨けばって感じがあったらしくって、うちの事務所の人が彼女だけ
テストを受けないかって、誘ったらしいんだけど、誘った翌日
顔を腫らして断りにきたって、、、殴られたらしいよ。」
「普通じゃないないな、、、」
俺は千花にあいつからストーカー被害を被っている話をした。
千花は驚いていたけど、あの子気が小さそうだからちょっと脅したら、
いいんじゃないと気軽に答えた。
そこから
千花の筋書きが決まった。
俺は嫌だった。
いくらふりとはいえ、ラブホテルに入って行くなんて。
「そのことで傷つく彼女でもいるの?」
咄嗟に西澤さんの顔が浮かんだ。
「いや、、、いない。」
「じゃぁ、これが一撃になるじゃん。
いきなり私が出てきてホテルは、怪しいから、まずはイチャイチャから
始めようか。」
現れた。
あの時の4人組のうちの一人、停学になって復学できたやつだった。
初めから
俺のことが好きだったと言われた。
あの時は、捕まった2人が怖くて言えなかったけど、本当に好きだ。
と、ある日突然目の前に現れたそう言われた。
俺はキッパリと好きでもなんでもない、いや、むしろ迷惑以外のなんでもないと
言った。
寂しい顔をして、いなくなったから、わかってくれたかと思っていたが
それからも、ちょくちょく待ち伏せをされるようになった。
大抵、達と一緒なので、達もあの時からずっと迷惑をかけられているから
いい加減にしてくれと、言ったが、すぐにいなくなっても、いつの間にか
気がつくと目の届くところにいて、気持ちが悪かった。
達は国松先生に相談しようと言ったが、先生は俺らのせいもあって担任を持たせて
もらえなかった。
もうこれ以上先生に迷惑をかけられないと、俺は言ったが、ここでも
大きく判断を間違えてしまった。
なんとかなるって、思ったのだ。
相手はストーカーでもたかだか、一つ上で俺らとは変わらない。
何回かはっきりと言ってやったら、諦めるに違いない。。。と。
しかし
相手は諦めるどころか、ちょっとずつエスカレートしていって、
たまたま、俺が下校中女子と一緒に帰っただけで、その女子を脅かしたらしい。
その子も驚いて、ただ、方向が同じで、たまたまだったと一生懸命言って
納得してもらったと言っていたが、俺と関わっているだけで、
見境なく攻めてくるのかと思ったら、本当に頭にきた。
相変わらず付き纏うあいつに、俺は最後通告のように
「どんなに付き纏っても、未来永劫お前のことを、好きになるなんてことは
ないし、冗談でもお前みたいなやつと付き合おうとも、これっぽっちも
思わない!」
泣いていたが、そんなことは構いやしない。
これで、目の前から消えてくれと、切に願った。
しかし
ストーカーは続いた。
そんな時に従姉妹の千花(ちか)が、うちに遊びに来た。
どういうわけか、
父親が千花のことを嫌っており、千花が遊びに来るのは父親が不在の時だ。
どうやら
千花を可愛がっている母親に尋ねてから、遊びにきているらしい。
「千花ちゃん、学校はどう?」
千花は高校を卒業して、服飾の専門学校で勉強していた。
しかし
それは上部だけで、服を作るより着る方が好きな千花は、学校に席を置くだけで
それも、間も無くクビになりそうなのだが、アルバイトとして始めたモデルを
本業にしようとしていた。
小さな顔に、長い首と長い手足、ちょっとボーイッシュな体型は、モデルとしては
完璧のようで、雑誌でもよく見かけるようになっていた。
「順調です。」
(嘘ばっかり、、、)
母親は女の子がいないからか、千花をとても可愛がっており、千花も上手に母親に
甘えている。
幼い頃から、兄弟同然に育っていた時期もあるのに、千花の母親が離婚して
イタリアに渡ったあたりから、父親が、それまでもあまりいい顔をしなかったが
露骨に千花のことを嫌うようになった。
母親にも、家へ入れるな、と厳命した。
何があったのだろう。
そんな千花に俺は思わず愚痴った。
元々が兄弟のようなものなので、相談をしたわけでもなかったのだが、
千花が、あいつを知っていると言い出したのだ。
あの少年院に入った二人のことも知っていて、その子たちのパシリだよね、、、と。
「何、、、、千花の友達?」
「違うわよ!モデルの事務所に売り込みに来たのよ。女学苑の制服のまま。
もう、何を根拠にかマウント取り出して、大笑いだったのよ。
その子の先輩が同じ事務所にいて、なんかやばいことをして捕まったって。
いろいろと恐喝を働いたり、強制してパパ活させて、お金を巻き上げたりって
ものすごかったらしい。。。」
そのお金のうち、俺らの金も入っているんだけど、、、とは言わなかった。
「あの子は付き添いみたいにして、来てたんだけど、おどおどしていて、だけど
何か磨けばって感じがあったらしくって、うちの事務所の人が彼女だけ
テストを受けないかって、誘ったらしいんだけど、誘った翌日
顔を腫らして断りにきたって、、、殴られたらしいよ。」
「普通じゃないないな、、、」
俺は千花にあいつからストーカー被害を被っている話をした。
千花は驚いていたけど、あの子気が小さそうだからちょっと脅したら、
いいんじゃないと気軽に答えた。
そこから
千花の筋書きが決まった。
俺は嫌だった。
いくらふりとはいえ、ラブホテルに入って行くなんて。
「そのことで傷つく彼女でもいるの?」
咄嗟に西澤さんの顔が浮かんだ。
「いや、、、いない。」
「じゃぁ、これが一撃になるじゃん。
いきなり私が出てきてホテルは、怪しいから、まずはイチャイチャから
始めようか。」