こんなにも愛しているのに〜私はましろ
俺が思った通りに大げんかの果て、兄貴は勘当され、顔も服もボロボロに
なったまま、千花と二人帰って行った。

あのマンションも売り払ったと言っていた。
俺に貸した50万円も、大学の合格祝い金の前払いだ、と言ってチャラにしてくれた。

「母さんを頼むな。親父は、早々死なないだろうよ。年寄りのくせして
パンチ力は衰えていない、、、くそっ、痛い。。。」

兄貴はやっぱり、喧嘩をふっかけて、情を断ち切ろうとしていた。
母親のことを心配して、父親のことも少し心配していると思う。

なんだか
本当に
いろいろなことがあって、
俺は疲れた。。。

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