こんなにも愛しているのに〜私はましろ
「そうだな、、、
許せないな、、、
父親として最低最悪な姿を見せたもんな。」
「お母さんから聞いたの。
あの日、お父さんとあの人とはホテルには行かなかったって。
男の人と女の人の関係もなかったって、、、」
「ましろ。。。」
娘から男女の関係を言われ、父は口をぱくぱくとさせていた。
「でも
あの人と二人っきりで食事に出かけたりは、ちょこちょこしていた。
お父さんがお店を予約してね。
あの人の誕生日にも会っていたんでしょ?
日付が変わる前に帰ってこない人が、よく女の人とデートする暇が
あったね、、、」
「ましろ、、、」
「お母さんは事実しか教えてくれなかったから、あとは私の感想。
そんなにその人が良かった?
私やお母さんを凌ぐほどの好意を持ってたの?」
「ましろ、、、」
母に話すより娘に話す方がどれだけ辛いことか、、、
帰国した父を見て、老いとは無縁のような気がしていたが、
ここに来て、一気に老いた父を見た。
「お母さんやましろとは、別次元のことだと思っていた。
彼女を励まして、仕事に立ち向かわせて、素直に人のいうことを聞いて
仕事ができたら、素直に喜んで、、、
いろいろなことがあって疲れていたお父さんには、一服の清涼剤の
ような気がしたんだ。
そこで立ち止まって、息ができるような。。。」
「。。。。。」
「改めて思えば、どうかしていた。
自分だけが追い詰めらて、自分だけが苦しいって、、、
茉里はもっと辛かったのに、、、」
「お母さんは言わなかったけど、、、
あの時私が、お父さんたちを見かけなかったら
男と女になっていたの?」
「ましろ、、、勘弁してくれ、、、」
娘からこのような突っ込んだ話をされるのは辛いだろう。
でも
私は聞きたい。
「お父さん、、、きっと普通に考えたら、いつかはそうなっていたかもしれないね。
二人で会っていたのだって、お父さんが食事をしただけって、
言っていることを、信じているだけじゃない。
二人で本当はどうしていたのかなんて、二人にしかわからないことでしょう?
周りにはなんとでも言って、嘘をつけるものね。」
「誓って言う!
そういう関係でも、そういう関係になりたいとも思ったことは、ない!
二人で食事に行って、話して笑って、、、という、茉里にもましろにも
言えない時間を持ったことは、、、不倫かもしれない。
その時は、食事をするだけで、、、なんて考えていたが、
誰にも憚らずに言える関係だったわけではなく、特に家族にだけは
内緒にしておきたかった、、、そのやましい心は不純なことだ。。。」
「廉がね、、、」
「えっ。。。?」
許せないな、、、
父親として最低最悪な姿を見せたもんな。」
「お母さんから聞いたの。
あの日、お父さんとあの人とはホテルには行かなかったって。
男の人と女の人の関係もなかったって、、、」
「ましろ。。。」
娘から男女の関係を言われ、父は口をぱくぱくとさせていた。
「でも
あの人と二人っきりで食事に出かけたりは、ちょこちょこしていた。
お父さんがお店を予約してね。
あの人の誕生日にも会っていたんでしょ?
日付が変わる前に帰ってこない人が、よく女の人とデートする暇が
あったね、、、」
「ましろ、、、」
「お母さんは事実しか教えてくれなかったから、あとは私の感想。
そんなにその人が良かった?
私やお母さんを凌ぐほどの好意を持ってたの?」
「ましろ、、、」
母に話すより娘に話す方がどれだけ辛いことか、、、
帰国した父を見て、老いとは無縁のような気がしていたが、
ここに来て、一気に老いた父を見た。
「お母さんやましろとは、別次元のことだと思っていた。
彼女を励まして、仕事に立ち向かわせて、素直に人のいうことを聞いて
仕事ができたら、素直に喜んで、、、
いろいろなことがあって疲れていたお父さんには、一服の清涼剤の
ような気がしたんだ。
そこで立ち止まって、息ができるような。。。」
「。。。。。」
「改めて思えば、どうかしていた。
自分だけが追い詰めらて、自分だけが苦しいって、、、
茉里はもっと辛かったのに、、、」
「お母さんは言わなかったけど、、、
あの時私が、お父さんたちを見かけなかったら
男と女になっていたの?」
「ましろ、、、勘弁してくれ、、、」
娘からこのような突っ込んだ話をされるのは辛いだろう。
でも
私は聞きたい。
「お父さん、、、きっと普通に考えたら、いつかはそうなっていたかもしれないね。
二人で会っていたのだって、お父さんが食事をしただけって、
言っていることを、信じているだけじゃない。
二人で本当はどうしていたのかなんて、二人にしかわからないことでしょう?
周りにはなんとでも言って、嘘をつけるものね。」
「誓って言う!
そういう関係でも、そういう関係になりたいとも思ったことは、ない!
二人で食事に行って、話して笑って、、、という、茉里にもましろにも
言えない時間を持ったことは、、、不倫かもしれない。
その時は、食事をするだけで、、、なんて考えていたが、
誰にも憚らずに言える関係だったわけではなく、特に家族にだけは
内緒にしておきたかった、、、そのやましい心は不純なことだ。。。」
「廉がね、、、」
「えっ。。。?」