こんなにも愛しているのに〜私はましろ
私のこれからは続く
私の引っ越しは無事に終わり、
次いで父も家に落ち着いた。
理恵おばさんは、再び一緒に暮らしだした両親を見て、
’旬は過ぎているのに、新婚カップルのように、砂糖を吐き散らかしている。’
と
失礼な言い方をしていた。
私の新居は、
そんなに贅沢をしなくてもいいと言ったのだが、
母はセキュリティはしっかりとしておくようにと、父が言ったからと
オートロックで6階建ての4階、1LDKという学生には十分すぎる
広さのマンションを契約してくれた。
寝室にする部屋も明るくて広かったのだが、ベッド以外に何も置かなかった。
リビングに机や本棚を配置して、なるべく人が来てもくつろげないような
レイアウトにした。
ここは私だけのお城だ。
キッチンカウンターにも椅子を1脚のつもりが、母たち(母と理恵おばさん)によって2脚置かれ
リビングには2人掛けのソファまで置かれてしまった。
母や理恵おばさんがちょくちょく顔を出すと言って、私を憂鬱にさせた。
そうやって着々と身の回りを整えていった。
大学のオリエンテーションの前日。
西崎くんからスマホに連絡が来た。
同じところを受験することがわかり、
同じように合格をしたことがわかり、
これから他の学部より長く一緒になるから、よろしくと
西崎くんが私に声をかけた。
よかったらいろいろと情報交換もしたいから、
スマホの連絡先を交換してくれないか、
と彼が言ったので、私も断る理由もなかったのと、どういう経緯があれ
新しい環境で顔見知りがいることは心強いと思い、
彼からの申し出に気軽に応じた。
’明日、学校へ一緒に行かないか?’
簡潔な1行。
’いいよ。’
簡潔に答える。
そこから始まった私と西崎くんの大学生活。
次いで父も家に落ち着いた。
理恵おばさんは、再び一緒に暮らしだした両親を見て、
’旬は過ぎているのに、新婚カップルのように、砂糖を吐き散らかしている。’
と
失礼な言い方をしていた。
私の新居は、
そんなに贅沢をしなくてもいいと言ったのだが、
母はセキュリティはしっかりとしておくようにと、父が言ったからと
オートロックで6階建ての4階、1LDKという学生には十分すぎる
広さのマンションを契約してくれた。
寝室にする部屋も明るくて広かったのだが、ベッド以外に何も置かなかった。
リビングに机や本棚を配置して、なるべく人が来てもくつろげないような
レイアウトにした。
ここは私だけのお城だ。
キッチンカウンターにも椅子を1脚のつもりが、母たち(母と理恵おばさん)によって2脚置かれ
リビングには2人掛けのソファまで置かれてしまった。
母や理恵おばさんがちょくちょく顔を出すと言って、私を憂鬱にさせた。
そうやって着々と身の回りを整えていった。
大学のオリエンテーションの前日。
西崎くんからスマホに連絡が来た。
同じところを受験することがわかり、
同じように合格をしたことがわかり、
これから他の学部より長く一緒になるから、よろしくと
西崎くんが私に声をかけた。
よかったらいろいろと情報交換もしたいから、
スマホの連絡先を交換してくれないか、
と彼が言ったので、私も断る理由もなかったのと、どういう経緯があれ
新しい環境で顔見知りがいることは心強いと思い、
彼からの申し出に気軽に応じた。
’明日、学校へ一緒に行かないか?’
簡潔な1行。
’いいよ。’
簡潔に答える。
そこから始まった私と西崎くんの大学生活。