こんなにも愛しているのに〜私はましろ
私はそれから
のろのろとドレスを脱ぎ、洗面所で下着のまま髪のピンを抜いて解き、
クレンジングで、化粧を落とす、、、
アイメイクが真っ黒になって、顔中に広がる。
大人になったもんだ、、、
年齢と身体的には大人になったけど、心のどこかは子供のままだ。
ずっと
陸があの頃のまま、私に異性を感じさせないでほしいと、勝手に願っている
ところもあった。
陸が、私以外の女性を連れていても、私は平気だった、、、はず。
本当は
『また、違う人を連れている。
この人が、本命の女性になるのだろうか。。。』
と、
思っている自分も、いつの間にか存在した。
先ほど、つい先ほど、陸が告白してきた。
好きだ、、、と。
本当は
陸が私のことを好きだということは、とうに気がついていた。
気がついていたのに、気づかないふりをしていた私は嫌な女だ。
自分勝手にこのまま、
陸にこのまま大事にされたかった、、、だなんて。
陸の横に本命の彼女が、現れないことを、私も願っていた、、、
なんて、自分勝手なのだろうか。
高校の頃は、
陸と手塚くんが鬱陶しかった。
二人とも鬱陶しかったはずなのに、陸のことは心配だった。
手塚くんのことは陸ほど気にならなかった。
毎朝、陸が学校に来ているだろうかと気になり
心の底から笑っていない陸を心配したり
女の子と連れ立っている陸を見て、本当は嫌だったのに
所詮あの程度の男と見下してみたり、、、
いつも気になっていた。
ただ
この気持ちが陸を好きだということとは、気づかなかっただけ。。。
男の人は
最初は優しく思いやってくれても、時が経つにつれてその感情に
慣れてくると、浮気をする、他所が良くなる動物だと思っている。
私は、一つところで地道に生きるための営みを行う、農耕民族。
男の人は、一つところにとどまらず、生きる糧を追いながら生きていく
遊牧民族、、、
私は私の好きを、裏切られたくなくって、捨てられたくなくって、
誰にも好きだという感情を揺さぶられたくなかった。
けど
陸が見えないところに行くのは嫌だ、、、
陸の隣に私じゃない人がいるのは嫌だ、、、
素直になったじゃない、、、
アルコールのせいかな。。。
今日はもうお風呂に入って寝よう。
明日、
陸に好きだと言おう。。
のろのろとドレスを脱ぎ、洗面所で下着のまま髪のピンを抜いて解き、
クレンジングで、化粧を落とす、、、
アイメイクが真っ黒になって、顔中に広がる。
大人になったもんだ、、、
年齢と身体的には大人になったけど、心のどこかは子供のままだ。
ずっと
陸があの頃のまま、私に異性を感じさせないでほしいと、勝手に願っている
ところもあった。
陸が、私以外の女性を連れていても、私は平気だった、、、はず。
本当は
『また、違う人を連れている。
この人が、本命の女性になるのだろうか。。。』
と、
思っている自分も、いつの間にか存在した。
先ほど、つい先ほど、陸が告白してきた。
好きだ、、、と。
本当は
陸が私のことを好きだということは、とうに気がついていた。
気がついていたのに、気づかないふりをしていた私は嫌な女だ。
自分勝手にこのまま、
陸にこのまま大事にされたかった、、、だなんて。
陸の横に本命の彼女が、現れないことを、私も願っていた、、、
なんて、自分勝手なのだろうか。
高校の頃は、
陸と手塚くんが鬱陶しかった。
二人とも鬱陶しかったはずなのに、陸のことは心配だった。
手塚くんのことは陸ほど気にならなかった。
毎朝、陸が学校に来ているだろうかと気になり
心の底から笑っていない陸を心配したり
女の子と連れ立っている陸を見て、本当は嫌だったのに
所詮あの程度の男と見下してみたり、、、
いつも気になっていた。
ただ
この気持ちが陸を好きだということとは、気づかなかっただけ。。。
男の人は
最初は優しく思いやってくれても、時が経つにつれてその感情に
慣れてくると、浮気をする、他所が良くなる動物だと思っている。
私は、一つところで地道に生きるための営みを行う、農耕民族。
男の人は、一つところにとどまらず、生きる糧を追いながら生きていく
遊牧民族、、、
私は私の好きを、裏切られたくなくって、捨てられたくなくって、
誰にも好きだという感情を揺さぶられたくなかった。
けど
陸が見えないところに行くのは嫌だ、、、
陸の隣に私じゃない人がいるのは嫌だ、、、
素直になったじゃない、、、
アルコールのせいかな。。。
今日はもうお風呂に入って寝よう。
明日、
陸に好きだと言おう。。