佐藤さん家のふたりとわたしと。
「おまたせっ!」
先に家の前で待っているとしばらくして芽衣が出て来た。
「…あれ?大志は?」
ちょっとだけ首をかしげて。
「今日出掛けてる。だからお前と俺、2人だけど…なんか問題ある?」
「全然!どこ遊びに行く?」
芽衣と2人で遊ぶのだって全然よくあること、これと言って意識することでもないし変なことでもない。だから芽衣も一瞬の疑問の後、すぐに乗り気に変わった。
「スノードーム美術館。自分で作るのもできっ」
「行く!行く行く!!!」
俺が答え終わる前に両手を上げて声を響かせた。
「ふっ、声でけぇーよ!」
無駄なオーバーリアクションに笑ってしまった。あまりに食い気味で目を輝かせるから。
「じゃあとりあえず駅な、電車で行くから」
「うん!」
電車に揺られ少しだけ遠くまで、芽衣が携帯で開いたスノードーム美術館のサイトを見ながら。2人掛けの座席に並んで座って、あれこれ喋ってたらあっという間に着いた。
サイトを見過ぎて期待も膨らんだ。
普段使い慣れない駅は少しだけ緊張する、わくわくした気持ちと共に電車を降りた。
先に家の前で待っているとしばらくして芽衣が出て来た。
「…あれ?大志は?」
ちょっとだけ首をかしげて。
「今日出掛けてる。だからお前と俺、2人だけど…なんか問題ある?」
「全然!どこ遊びに行く?」
芽衣と2人で遊ぶのだって全然よくあること、これと言って意識することでもないし変なことでもない。だから芽衣も一瞬の疑問の後、すぐに乗り気に変わった。
「スノードーム美術館。自分で作るのもできっ」
「行く!行く行く!!!」
俺が答え終わる前に両手を上げて声を響かせた。
「ふっ、声でけぇーよ!」
無駄なオーバーリアクションに笑ってしまった。あまりに食い気味で目を輝かせるから。
「じゃあとりあえず駅な、電車で行くから」
「うん!」
電車に揺られ少しだけ遠くまで、芽衣が携帯で開いたスノードーム美術館のサイトを見ながら。2人掛けの座席に並んで座って、あれこれ喋ってたらあっという間に着いた。
サイトを見過ぎて期待も膨らんだ。
普段使い慣れない駅は少しだけ緊張する、わくわくした気持ちと共に電車を降りた。