佐藤さん家のふたりとわたしと。
夜はそれぞれコテージに戻って…
「ねぇオセロやろ!」
折り畳みの小さなオセロを持った芽衣がこっちのコテージに乗り込んで来た。
朝LINEで言ってた怜くんに買ってもらったオセロマジで持ってきたのか。
とーちゃんはまだ外で正志にーちゃんと写真を撮ってる。自然が多いここからだと空がキレイだなんだって言ってたから、まだ当分は戻って来ないか…じゃあセーフか。
てゆーかよく見たら怜くんもいないし、隣のコテージでも行ってんのかな。
「早く奏志始めるよ!」
「始めるって2人でやるもんだろ、オセロって」
「チーム戦ね!私と優志対大志と奏志!」
「「なんでだよっ」」
久しぶりに声が揃った気がした。無意識で、こう出てしまうのはやっぱり変わらなくて。
「なんで俺がこいつとペアなんだよ!」
「俺だって嫌だよ、奏志となんて!」
「だって私優志がいいもん!」
「「俺も優志がいいよ!!」」
みんな考えることは一緒で、絶対勝つには優志しかいない。自分で言うのは癪だけどオセロは頭脳プレイ、勝つにはこの中で一番頭がいい優志と組むのがベストな方法だ。
「…僕は誰でもいいよ」
「じゃあジャンケンな!!」
って、勢いで言った結果見事に勝った。
これで望み通り優志とペアになった。
オセロも間違いなくイケる。
でも…勝たない方がよかったかな。
それとも勝っといてよかったかな。
芽衣と大志、2人を前にしてするオセロは今までで一番長い時間だった。
「ねぇオセロやろ!」
折り畳みの小さなオセロを持った芽衣がこっちのコテージに乗り込んで来た。
朝LINEで言ってた怜くんに買ってもらったオセロマジで持ってきたのか。
とーちゃんはまだ外で正志にーちゃんと写真を撮ってる。自然が多いここからだと空がキレイだなんだって言ってたから、まだ当分は戻って来ないか…じゃあセーフか。
てゆーかよく見たら怜くんもいないし、隣のコテージでも行ってんのかな。
「早く奏志始めるよ!」
「始めるって2人でやるもんだろ、オセロって」
「チーム戦ね!私と優志対大志と奏志!」
「「なんでだよっ」」
久しぶりに声が揃った気がした。無意識で、こう出てしまうのはやっぱり変わらなくて。
「なんで俺がこいつとペアなんだよ!」
「俺だって嫌だよ、奏志となんて!」
「だって私優志がいいもん!」
「「俺も優志がいいよ!!」」
みんな考えることは一緒で、絶対勝つには優志しかいない。自分で言うのは癪だけどオセロは頭脳プレイ、勝つにはこの中で一番頭がいい優志と組むのがベストな方法だ。
「…僕は誰でもいいよ」
「じゃあジャンケンな!!」
って、勢いで言った結果見事に勝った。
これで望み通り優志とペアになった。
オセロも間違いなくイケる。
でも…勝たない方がよかったかな。
それとも勝っといてよかったかな。
芽衣と大志、2人を前にしてするオセロは今までで一番長い時間だった。