佐藤さん家のふたりとわたしと。
第二章「お兄ちゃんと仲良く大作戦」
MEI Story
日曜日の朝、9時。
休みの日は遅くまで寝ていたい派なのにLINEの音と共に目が覚めた。
近くにあるはずのスマホを手探りで探し、ふとんの中でメッセージを確認する。
“うちに来い”
…奏志から、大志と私と3人のグループLINE。
「ん~…っ」
渋々起き上がり両手を上げ、思いっきり体を伸ばす。暖房のない私の部屋はふとんから出ると超寒い。
「はぁっ」
今日が休みと思って昨日夜更かししちゃった。
あれだけ起きてれば怜お兄ちゃん帰って来るかな…って思ってたけど、帰って来なかったな。何時に帰って来たんだろう、また深夜バイト忙しかったのかな。
ふぁっとあくびをして、ベッドから出る。
テキトーに着替えてハミガキをしながらリビングへ行くと、コタツが使った形跡だけはあった。
…でも、お兄ちゃんがいる気配はしない。
また出掛けてるのかな。どんだけ働くんだろ。大丈夫かな、お兄ちゃん。
ピコンッ、またLINEが鳴る。
“寝てるー?”
今度は大志から、そろそろ催促の電話が来そう。
“今から行く!”
そう返事をして、サッと準備をした後に隣の家へ向かった。
休みの日は遅くまで寝ていたい派なのにLINEの音と共に目が覚めた。
近くにあるはずのスマホを手探りで探し、ふとんの中でメッセージを確認する。
“うちに来い”
…奏志から、大志と私と3人のグループLINE。
「ん~…っ」
渋々起き上がり両手を上げ、思いっきり体を伸ばす。暖房のない私の部屋はふとんから出ると超寒い。
「はぁっ」
今日が休みと思って昨日夜更かししちゃった。
あれだけ起きてれば怜お兄ちゃん帰って来るかな…って思ってたけど、帰って来なかったな。何時に帰って来たんだろう、また深夜バイト忙しかったのかな。
ふぁっとあくびをして、ベッドから出る。
テキトーに着替えてハミガキをしながらリビングへ行くと、コタツが使った形跡だけはあった。
…でも、お兄ちゃんがいる気配はしない。
また出掛けてるのかな。どんだけ働くんだろ。大丈夫かな、お兄ちゃん。
ピコンッ、またLINEが鳴る。
“寝てるー?”
今度は大志から、そろそろ催促の電話が来そう。
“今から行く!”
そう返事をして、サッと準備をした後に隣の家へ向かった。