佐藤さん家のふたりとわたしと。
第九章「ふたりとわたし」

MEI Story

お隣に住む佐藤さん家の双子、大志と奏志とは気付けば一緒にいた。

まるでキョーダイみたいだった。

2人といるのが一番楽しくて何より好きだった。

誰より私のことをわかってくれる存在で、寂しい時はそばにいてくれて、困った時は助けてくれるヒーローみたいな2人がいればこの先も怖くないって思ってた。


何でも話せたし、いつだって共有してきた。





だけどね、1つだけ秘密があったの。

 
2人には言えない私の秘密。


 





ずっと言いたくなかった。
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