ヤンキーくんと初めてがいっぱい
 花火が上がった。
とてもキレイに見える場所だった。

ヤンキーくんが何かを言ったが、花火の音で聞こえなかった。
「え?なんて?」
ヤンキーくんを見た。
途端に、ヤンキーくんの唇と私の唇が触れた。
胸の高鳴りが抑えられないほど、ドキドキした。

「だから、俺と付き合え。」
耳元で、しっかり聞こえるように言った。
「はい。」
嬉しさの余り、抱きついた。
「嬉しい。山崎くん好き。」
ヤンキーくんの鼓動が速いのを感じた。
「あっ、ごめん。つい、嬉しくて。」
「いや。俺も嬉しい。」

私は、ヤンキーくんと付き合うことになった。
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