ヤンキーくんと初めてがいっぱい
ヤンキーと関わる

初めて話す

 3年生の5月後半、放課後、生徒会会議がないため、いつものように、生徒会室に行き執筆していた。

 うなりながら、妄想を膨らませても執筆が難しい。
映画や漫画は表情もあり表現しやすいが、小説は文字のみ。なかなかいいアイデアが浮かばない。

 そこへ、いきなり、生徒会室のドアが開きら、誰か入ってきた。
「しーっ」
「おい、山崎。逃げられた。」

「ふーっ。」
とため息をついたその人は、同じクラスのヤンキーくん。山崎翼。
どうやら、何かで先生から逃げてきたらしい。
山崎くんは、成績はトップクラスなのに、出席日数ギリギリで、茶髪で、まあまあのイケメンで女子からの人気は高め。
父親が、市議会議員で、なかなか教師も苦労してるらしい。

「あの、もういったんじゃない?」
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