精神病の君
「ち・・が・・・・・・・・う」

絞りだした声は、届くはずなかった

「大丈夫?」

もう聞き飽きた

そんな心配してるふり

「だい、じょうぶ・・・・です」

保健室に行きたいのに足が動かない

どうしよう・・・誰か

息できない・・・苦しい

このまま死んじゃうのかな

私は、その場に座りこんでしまった
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