貴方が残してくれた幸せと生きていく
 ある日、翔からLINEが来た。
土曜日だった。
「今日、バイト同じ時間からだよね?
原付壊れちゃって、迎えに来てくれない?」

「いいよ。」
翔を迎えに行った。
「帰り、待つから、送ってって。」
「はい。」

バイトが終わり、翔を車に乗せた。
「今度、一緒に花火観に行かない?」
近くで、10月に花火が上がる日があった。
「いいよ。」
「2人で。」
「あっうん。わかった。」
すごく嬉しかった。胸が高鳴った。
しかし、必死で抑えた。
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