光と影

当日

修学旅行の日になった。

バスに乗る前に、クラスの3人の女子に呼ばれた。
「いるかいないかわかんないようなあんたが、何で、仁くんの周りうろつくの?
 いつまでも、影に居ればよかったのに。」
「えっと、ごめ・・・」
と謝りかけたところで、
「何してんの?もう出発だよ。」
田辺くんが来た。

「行こう。」
女子たちは行った。
「俺のせいで、ごめん。これからはちゃんと守るから。バスに行こう。置いてかれちゃう。」
「うん。」

< 18 / 30 >

この作品をシェア

pagetop