Hello,僕の初恋



「それから……クリスマスの日のことなんだけど……」



緊張に包まれながら、口を開く。

もうひとつ、ノゾムくんに伝えていないことがある。

慣れないベースを弾くよりもっと緊張して、胸が潰れそうになる。



きみとの恋のことを想う度、ドキドキして心の弦が切れてしまいそうだ。

だけど、怖がりな私なりの言葉を、今口にするよ。
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