乙女ゲームオタクな私が妹の婚約者と結婚します!
第22話 私の一番
「つ、月子に友達が!?」
「まあまあまあっ!」
色々考えた末、両親に詩理さんのことを正直に言うと新崎との面倒事になっても困るので私の友人ということにした。
私が友人を初めて家に連れてきたことに両親は大感激し、お寿司や豪華なケータリングを注文して、お祭り騒ぎになってしまった。
詩理さんを上にも下にも置かないもてなしぶり。
娘の私をそっちのけで『娘をよろしく』『ずっと仲良くしてやって』なんて言っていた。
夕食が終わり、楠野が所有するマンションに詩理さんを送るため、遠堂さんが迎えにきてくれた。
「すみません。父と母が張り切りまして」
「いえ。とても楽しかったです。いいご両親ですね」
「そんなことはっ!私を無理やり結婚させたんですよ!?で、でも、まあ。そのおかげで天清さんに出会えたわけですけど」
ゴニョゴニョと最後の方は消え入るような声で言った私に詩理さんはにっこり微笑んだ。
「月子さんのご両親なら、人間性に問題があれば、絶対に結婚させませんよ」
そ、そーかなー?
そのあたりはちょっと疑わしい。
「まあまあまあっ!」
色々考えた末、両親に詩理さんのことを正直に言うと新崎との面倒事になっても困るので私の友人ということにした。
私が友人を初めて家に連れてきたことに両親は大感激し、お寿司や豪華なケータリングを注文して、お祭り騒ぎになってしまった。
詩理さんを上にも下にも置かないもてなしぶり。
娘の私をそっちのけで『娘をよろしく』『ずっと仲良くしてやって』なんて言っていた。
夕食が終わり、楠野が所有するマンションに詩理さんを送るため、遠堂さんが迎えにきてくれた。
「すみません。父と母が張り切りまして」
「いえ。とても楽しかったです。いいご両親ですね」
「そんなことはっ!私を無理やり結婚させたんですよ!?で、でも、まあ。そのおかげで天清さんに出会えたわけですけど」
ゴニョゴニョと最後の方は消え入るような声で言った私に詩理さんはにっこり微笑んだ。
「月子さんのご両親なら、人間性に問題があれば、絶対に結婚させませんよ」
そ、そーかなー?
そのあたりはちょっと疑わしい。