乙女ゲームオタクな私が妹の婚約者と結婚します!
「そ、そうだっ!今度のフェアのデザートの試作をするので、よかったら詩理さんも試食してみてくださいっ!」
立ち上がって、バッとエプロンをつけた。
「お手伝いします」
「いえいえいえ!!『ときラブ』を楽しんでいてください」
カラフルな白玉と小豆、抹茶ババロア、抹茶豆乳アイスに豆乳アイスの二色をのせた。
そして、さっと詩理さんの前に置く。
「よかったらっ」
「わあ!美味しそうです」
笑顔が可愛らしい。
妹っていいなぁ。
そんな気持ちになる。
「美味しいです。月子お姉様」
「いえいえ」
二人でパフェを食べながら、まったりしていると地下室のドアが開いた。
父だった。
「つ、月子っ!!」
地下室にくるなんて珍しい。
忙しい父が本社にいるのもあまりないことだ。
大抵、食材を探しに飛び回っているので不在なことが多いのだ。
「新崎に響子が行くと言い出したあげくに公康君と離婚すると言って『楠野屋』を辞めたんだが……!」
「えええっ!?り、離婚!?退職!?」
思い当たることといえば―――
「私にもよくわからないのですが、その……、響子は天清さんと結婚したいようで……」
立ち上がって、バッとエプロンをつけた。
「お手伝いします」
「いえいえいえ!!『ときラブ』を楽しんでいてください」
カラフルな白玉と小豆、抹茶ババロア、抹茶豆乳アイスに豆乳アイスの二色をのせた。
そして、さっと詩理さんの前に置く。
「よかったらっ」
「わあ!美味しそうです」
笑顔が可愛らしい。
妹っていいなぁ。
そんな気持ちになる。
「美味しいです。月子お姉様」
「いえいえ」
二人でパフェを食べながら、まったりしていると地下室のドアが開いた。
父だった。
「つ、月子っ!!」
地下室にくるなんて珍しい。
忙しい父が本社にいるのもあまりないことだ。
大抵、食材を探しに飛び回っているので不在なことが多いのだ。
「新崎に響子が行くと言い出したあげくに公康君と離婚すると言って『楠野屋』を辞めたんだが……!」
「えええっ!?り、離婚!?退職!?」
思い当たることといえば―――
「私にもよくわからないのですが、その……、響子は天清さんと結婚したいようで……」