乙女ゲームオタクな私が妹の婚約者と結婚します!
それを踏まえた上でよ?
相手を刺激せず、穏便に済ますためには上……?
「そ、その案に乗りましょう」
意を決して、腹をくくった。
天清さんは布団をひきなおし、ちょうど半分の所に枕を縦に並べて線を引いた。
「これでいい?」
「はい」
顔は見えないし、体も離れているからセーフ。
そう私は判断した。
しかし、油断はできない。
リビングにあったクッションでガードをさらに固め、眠ることにした。
灯りを消したけど、緊張のあまり私はなかなか眠れなかった。
人の気配があると気になって仕方がない。
寝返りもできず、やっぱり押入れへと思ったその時―――五分もたたないうちに隣の天清さんは寝息を立てて眠っていた。
「えー!?」
普通は『好きな奴が隣にいるのに眠れるわけないだろ?』とかじゃないの!?
ガバッと起き上がり、絶対防衛ラインを越えて、そっと天清さんの顔を覗くと平和そうな顔で眠っていた。
そ、そんなもの!?
天清さんは不思議すぎる。
壁がないというか、ド直球というか。
その能天気そうな顔を見ているうちに私も眠くなり、いつの間にか眠ってしまっていたのだった。
相手を刺激せず、穏便に済ますためには上……?
「そ、その案に乗りましょう」
意を決して、腹をくくった。
天清さんは布団をひきなおし、ちょうど半分の所に枕を縦に並べて線を引いた。
「これでいい?」
「はい」
顔は見えないし、体も離れているからセーフ。
そう私は判断した。
しかし、油断はできない。
リビングにあったクッションでガードをさらに固め、眠ることにした。
灯りを消したけど、緊張のあまり私はなかなか眠れなかった。
人の気配があると気になって仕方がない。
寝返りもできず、やっぱり押入れへと思ったその時―――五分もたたないうちに隣の天清さんは寝息を立てて眠っていた。
「えー!?」
普通は『好きな奴が隣にいるのに眠れるわけないだろ?』とかじゃないの!?
ガバッと起き上がり、絶対防衛ラインを越えて、そっと天清さんの顔を覗くと平和そうな顔で眠っていた。
そ、そんなもの!?
天清さんは不思議すぎる。
壁がないというか、ド直球というか。
その能天気そうな顔を見ているうちに私も眠くなり、いつの間にか眠ってしまっていたのだった。