乙女ゲームオタクな私が妹の婚約者と結婚します!
天清さんのはだけたパジャマからは肌が見え、がっしりとした胸筋が見えた。
「ぎゃあああああ!!」
ガバッと起き上がり、脱兎のごとく押し入れに逃げた。
「な、な、何、境界線から入ってきてるんですか!約束が違います」
「俺は入ってないよ。ちゃんと見て」
確かに天清さんは絶対防衛ラインを越えてない。
ほらね?と線を指さした。
「……そうみたいです」
この人は誠実だ。
むしろ、私の寝相が悪かった!?
申し訳ない気持ちで、もそもそと押し入れから這い出た。
「約束は守るよ」
うーんっと天清さんは体を伸ばした。
「俺は今日から出勤するけど、月子は?」
「私も仕事に行きますけど……も……天清さんはどこに出勤を……?」
「うん?俺は婿なんだから、楠野本社に出勤だよ。新崎にはもう行かない」
「お、同じ会社っ!?」
「え?嫌だった?」
嫌も何も。
私の働く姿を見られる。
そう。
私は働いている。
「ぎゃあああああ!!」
ガバッと起き上がり、脱兎のごとく押し入れに逃げた。
「な、な、何、境界線から入ってきてるんですか!約束が違います」
「俺は入ってないよ。ちゃんと見て」
確かに天清さんは絶対防衛ラインを越えてない。
ほらね?と線を指さした。
「……そうみたいです」
この人は誠実だ。
むしろ、私の寝相が悪かった!?
申し訳ない気持ちで、もそもそと押し入れから這い出た。
「約束は守るよ」
うーんっと天清さんは体を伸ばした。
「俺は今日から出勤するけど、月子は?」
「私も仕事に行きますけど……も……天清さんはどこに出勤を……?」
「うん?俺は婿なんだから、楠野本社に出勤だよ。新崎にはもう行かない」
「お、同じ会社っ!?」
「え?嫌だった?」
嫌も何も。
私の働く姿を見られる。
そう。
私は働いている。