乙女ゲームオタクな私が妹の婚約者と結婚します!
「暗号!?なにそれ、俺にも教えてよ。俺も月子と暗号のやりとりしたい!」
ずるいな!と天清さんが言ったけれど、すぃっと目を逸らした。
「いえ、これは乙女同士の秘密です」
えええ!?なんでだよー!と天清さんがブーイングしていた。
けれど、教えるわけにはいかない。
『ときラブ』キャラで遠堂さんに似ているキャラがいることだけは絶対の秘密!
遠堂さん伝わった日には冷たい目がさらに冷たくなって、視線だけで私を殺すよ、あの人は。
「あ、暗号はいいんです。それよりもっ!天清さんが契約書を持っているって詩理さんから、ききました」
私の言葉に天清さんは気まずそうに頬をかいた。
「あー……うん。そっか、聞いたか」
「その内容を聞いてもいいですか?」
隠されるかもしれない。
でも―――じいっと天清さんを見つめると降参だとばかりに天清さんは両手をあげた。
「俺が持っている契約書は俺が新崎から自由になるための契約書だよ」
「そんな契約書が!?」
「ただしくは父を引退させるための契約だ」
「引退!?」
ずるいな!と天清さんが言ったけれど、すぃっと目を逸らした。
「いえ、これは乙女同士の秘密です」
えええ!?なんでだよー!と天清さんがブーイングしていた。
けれど、教えるわけにはいかない。
『ときラブ』キャラで遠堂さんに似ているキャラがいることだけは絶対の秘密!
遠堂さん伝わった日には冷たい目がさらに冷たくなって、視線だけで私を殺すよ、あの人は。
「あ、暗号はいいんです。それよりもっ!天清さんが契約書を持っているって詩理さんから、ききました」
私の言葉に天清さんは気まずそうに頬をかいた。
「あー……うん。そっか、聞いたか」
「その内容を聞いてもいいですか?」
隠されるかもしれない。
でも―――じいっと天清さんを見つめると降参だとばかりに天清さんは両手をあげた。
「俺が持っている契約書は俺が新崎から自由になるための契約書だよ」
「そんな契約書が!?」
「ただしくは父を引退させるための契約だ」
「引退!?」