乙女ゲームオタクな私が妹の婚約者と結婚します!
つまり、そんな私が家族以外の人と初めて宿泊するということは人生最大のビックイベントなんです!
「ちゃんと買いましたよ、私は」
ゲーム攻略本ならぬ旅行攻略本をね!
バーンッと並べた。
『失敗しない彼とのお泊り特集!』『彼との旅行はどこがいい?』『旅行にもっていくもの、皆なら何をもっていく?』などなど。
これを読破すれば、この旅行初心者である私でもプロは無理でもアマチュア初級くらいには近づけるはず。
「早くこれを読んで勉強しなくては!」
さっそくページをめくる。
「このタイムスケジュールは参考になりますね」
ピッと付箋を貼った。
近場の観光名所も調べなくては。
「月子、どこ?帰ってきたよー。ただいまー。夕飯食べようよー」
今日に限って残業なしで帰ってきた天清さん。
どうやら、私の姿が見えないため、探していたらしい。
スッと少しだけ押入れをあけ、目だけをのぞかせた。
部屋に入ってきた天清さんがわっ!と驚いていた。
「……怖いよ、月子」
「おかえりなさい」
「どうかした?」
「いえ、なにも」
「ちゃんと買いましたよ、私は」
ゲーム攻略本ならぬ旅行攻略本をね!
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これを読破すれば、この旅行初心者である私でもプロは無理でもアマチュア初級くらいには近づけるはず。
「早くこれを読んで勉強しなくては!」
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「このタイムスケジュールは参考になりますね」
ピッと付箋を貼った。
近場の観光名所も調べなくては。
「月子、どこ?帰ってきたよー。ただいまー。夕飯食べようよー」
今日に限って残業なしで帰ってきた天清さん。
どうやら、私の姿が見えないため、探していたらしい。
スッと少しだけ押入れをあけ、目だけをのぞかせた。
部屋に入ってきた天清さんがわっ!と驚いていた。
「……怖いよ、月子」
「おかえりなさい」
「どうかした?」
「いえ、なにも」