乙女ゲームオタクな私が妹の婚約者と結婚します!
ライバルの妨害イベントが失敗?
そんなことある?
イベントを起きてなかったことにするなんて……。
強すぎる。
じいっと天清さんを見つめると私と目が合った。
「説明でわからないところあった?」
「いっ、いいえっ!!!」
バッと目を逸らし、天清さんが作ったお弁当の企画書に目を通した。
あの響子の誘惑に動じない人がいるなんて―――!
しかも、追い出すって……。
私なんて、一度も自分から追い出せたことがないのに。
すごいなぁと思いながら、天清さんを見た。
自信?
それとも―――本当に私のことが好き?
ま、まさかっ!!まさかぁぁぁ!!
なんてだいそれたことをっ!
この愚か者っ!
バシバシバシバシッと書類で自分の頭を叩いた。
「月子?」
「なんでもありません。すばらしい企画書でした。わかりやすく要点を簡潔にまとめてあり、私が提出する企画書は子供の落書きレベルでした」
「そこまで褒めなくても。確認なんだけどさ」
「はい」
「これ、コピーしてきた今までの企画書なんだ」
ぱさっと並べられたのは私がフェアを考えて提出した企画書の数々だった。
そこに書かれていた名前は―――
「響子……」
そんなことある?
イベントを起きてなかったことにするなんて……。
強すぎる。
じいっと天清さんを見つめると私と目が合った。
「説明でわからないところあった?」
「いっ、いいえっ!!!」
バッと目を逸らし、天清さんが作ったお弁当の企画書に目を通した。
あの響子の誘惑に動じない人がいるなんて―――!
しかも、追い出すって……。
私なんて、一度も自分から追い出せたことがないのに。
すごいなぁと思いながら、天清さんを見た。
自信?
それとも―――本当に私のことが好き?
ま、まさかっ!!まさかぁぁぁ!!
なんてだいそれたことをっ!
この愚か者っ!
バシバシバシバシッと書類で自分の頭を叩いた。
「月子?」
「なんでもありません。すばらしい企画書でした。わかりやすく要点を簡潔にまとめてあり、私が提出する企画書は子供の落書きレベルでした」
「そこまで褒めなくても。確認なんだけどさ」
「はい」
「これ、コピーしてきた今までの企画書なんだ」
ぱさっと並べられたのは私がフェアを考えて提出した企画書の数々だった。
そこに書かれていた名前は―――
「響子……」