珈琲と花の香りの君
でもこれは、逆に言うとチャンスなのではなかろうか?
珠利ちゃんと旅行に行くことを白状してしまおう。どうせ、いつかは言わなくちゃならないんだ。
言わずに旅行に行って、後でバレてこじれるよりずっといい。
俺は珠利ちゃんが好きで珠利ちゃんも俺を好きでいてくれる。
想いが通じ合って付き合っているんだ。
旅行に位行ったっていいだろう。
決心した俺は、大きく息を吸い込んだ。
「珠利さんと、次の休みに旅行に行きます!!」