珈琲と花の香りの君
気を利かせてくれた店員の女の子がテーブルをくっつけてくれて、2組一緒に食事することになった。
あらかた食事を終えていた珠利ちゃんと俺は、珈琲とデザートで2人に付き合うことにして。
「珠利ちゃん、旅行はどこに行くの?」
「まだ、詳しくは決めてないんだけど、水族館と温泉に及川さんが連れて行ってくれるんです!」
にこにこ話す珠利ちゃんは、本当に楽しそうで眺めているだけで、俺まで楽しくなってくる。
こんな素敵な子と付き合えているなんて、本当にしあわせだ。