珈琲と花の香りの君



そんなことを、ぼーっ考えていたら、いきなり目の前にスプーンが差し出された。



「及川さんっ!このジェラートすっごく美味しいの~!はい。」



有無をいわせず、俺の口にスプーンを突っ込む珠利ちゃん。



桃の爽やかな甘さが、瑞々しくて、本当に美味しい。



「わっ!本当に美味い!俺も頼めば良かったかな~?」



珈琲だけを頼んだ俺。


「じゃあ、じゃあ、もう一個違うのを頼んで半分こしよ?」



俺を覗き込む珠利ちゃんは、可愛すぎるし!!
< 112 / 223 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop