珈琲と花の香りの君



途中で目を覚ました珠利ちゃんは、



「あたし寝てた?やだもうっ!起こしてくれれば良かったのにー!」



なんてちょっと拗ねちゃって。



からかってみたくなった俺。



「珠利ちゃんこそ、もうちょっと寝ててくれたら、俺がちゅーして起こしてあげたのにー。」



なんて言ってみた。



「もー!及川さんなんて、知らないんだから!!」



俺の肩をばしばし叩く。



「ちょ!イタイ!真面目にイタイって!!」



じゃれ合いながら、過ごす時間はあっという間だ。
< 122 / 223 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop