珈琲と花の香りの君
途中で目を覚ました珠利ちゃんは、
「あたし寝てた?やだもうっ!起こしてくれれば良かったのにー!」
なんてちょっと拗ねちゃって。
からかってみたくなった俺。
「珠利ちゃんこそ、もうちょっと寝ててくれたら、俺がちゅーして起こしてあげたのにー。」
なんて言ってみた。
「もー!及川さんなんて、知らないんだから!!」
俺の肩をばしばし叩く。
「ちょ!イタイ!真面目にイタイって!!」
じゃれ合いながら、過ごす時間はあっという間だ。