珈琲と花の香りの君
途中でコテージ風のログハウスでランチをする事にして、車を降りた。
天気はいいし、空も高い。
緩やかな風が、頬を撫でた。
ランチプレートのAとBを頼んで、いつもの半分こだ。
こうやって、たくさんのことを分け合えば、幸せは2倍になるんだなー。
ふと気がついて。その相手が大好きな珠利ちゃんだなんて、これ以上の幸せはない気がする。
「はい。及川さん、セロリのマリネ。」
「ありがとう。って!珠利ちゃんが嫌いなだけじゃん!」
わいわい言いながら、食事をする俺ら2人。