珈琲と花の香りの君



思わず笑みがこぼれた。



「ちゅ。」


リップノイズ付きのキスをすれば、珠利ちゃんも微笑んでくれた。



「あ~、なんかあたし、及川さんのことが大好き。」



「なんかってなんだよ。なんかって。」



軽く頭を小突けば、


「えへへ。」


俺に抱きついてくる。


「及川さ~ん。大好き!!」


「俺もだよ~!!」


返したりして、甘い時間は過ぎてゆく。
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