珈琲と花の香りの君


頑張れ!今しかないぞ!!話し掛けろ!!



ランチ代を払って、おつりを受け取るときに少し触れた手は、やっぱりひんやり冷たくて、それがとてつもなく気持ち良い…。



じゅりちゃんがレジにいる時には、必ずおつりが発生するように代金を払おう!!ヨコシマな気持ちなんかじゃ決してない!!…とは、言い切れないが…。



「…あの、絆創膏ありがとう。」



ってまた、声がひっくり返るし…。



「いえいえ。またいらしてくださいね。」



じゅりちゃんの優しい言葉に、天にも昇る気持ちになる俺。



昇天だ。
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