珈琲と花の香りの君



「たかさん。あたしね?たかさんと付き合えて本当に良かった。」



そこで言葉を切った珠利ちゃんは、にっこり笑って続けた。



「今までしたことがないこととか、新しいことをたかさんと出来るなんて、あたしすっごく嬉しいしシアワセ。初めては全部たかさんとしたいな。」




よろしくね?たかさん。



なんてまた、俺を見上げたりする。



胸がいっぱいになって、珠利ちゃんを抱き寄せた。



静まり返った、海の底。


魚たちを驚かせないように、キス。しようか?
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